自宅を売却しようとしたときに、外せない事の一つとして購入検討者に自宅を内見(見て貰う)してもらうことです。
物件を見ずに購入する人も稀にいるのかもしれませんが、現地を確認してから購入するかどうかの判断をするのが自然な流れです。
今回は売却を成功させるために欠かせない内見時のポイントを解説したいと思います。
「好感度アップ策」
第一印象ってとっても大事ですよね。人に対する第一印象もそうですが、人以外に対しても同じです。料理やスイーツ、自動車や家具、衣服など、初めて見た時の印象は時間の経過とともに心象となり、購入するかどうかの重要な判断材料になりがちです
これは不動産にも同じことが言えますが、それでは不動産においてどのような好感度アップ策があるでしょうか
・共通すること
→居室や水廻りを含め全ての照明を点灯し、明るい雰囲気を出す
→生活臭が気になる場合は消臭スプレーや芳香剤を使用する
→整理整頓し清潔な状態にしておく
・玄関
→靴をなるべく収納しておく
→玄関に出ている靴は整理しておく
→可能であればスリッパ(使い捨て可)を用意しておく
・室内
→カーテンを開けて奥行きを見せる
→クローゼットや押し入れも見て貰える状態にしておく
→空気の入れ替えをしておく
→浴室やトイレを綺麗にしておく
・室外(一戸建ての場合)
→玄関や駐車場、庭付近の雑草を取り除いておく
→自転車やホースなど収納又は整理しておく
上記は一例ですが基本的な考え方として、購入検討者側の目線に立った時に、どのような状態であれば好印象になるのかを想像し、実践していく事にあります
「内見時の対応方法」
実際に物件を内覧して貰う事になれば、当然のように購入検討者と顔合わせする事になります。ここでも好感度は必要になりますが、当然の事としてお見合いではありませんので容姿やファッションが好感度の対象ではありません。
物を売る人が、その物自体に詳しくて愛着を持っており、丁寧に扱っていると信頼性が高く安心できますよね。
一方でその逆であるとどうでしょうか。売ろうとしている物に対しての知識が乏しく、丁寧とは言えない扱いをして、愛着のかけらも感じない売り手からの購入には気が引けるのではないでしょうか
これは不動産にも同じことが言えますし、自宅の売却となれば、なおの事そう言えます。
そのような事を踏まえ下記の事柄は事前に準備しておきたいものです
・過去のメンテナンス履歴(メンテナンス箇所とその時期、メンテナンス内容)
・室内の状態(床壁・天井・建具のキズや汚れなど)
・各種設備機器の状態(性能低下の状態など)
・新築時の施工会社やメンテナンス会社
・室内や設備または構造的な特徴
・固定資産税年税額や町内会費など
・住み心地(居住地の生活情報など)
購入検討者からすると、購入する=生活する 事になりますから、生活するにあたっての心配事について質問してくる事が考えられますが、その際に答えられない事態は避けたいものです。
室内の準備や対応の準備など共通して言えるのは「購入検討者の目線に立つ」事です。
自分自身が購入を検討する側だと想像した場合にどんな状態の住宅であれば好印象なのか、どんな心配事があるかなどを想像しておくことで好感度アップ=契約確立向上に繋がります。
自宅の売却の際にはぜひ参考にしてみてください